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オスグット病治療~テーピング~

オスグット病は、子どもたちの成長する時期に発症する病気です(成長痛とは無関係)。そのため、オスグット病は骨の成長が完了する時期(10代後半)には、ほとんど軽減されると言われています。

しかし稀に大人になっても、オスグット病後遺症という症状に悩まされる方もおられます(成長軟骨が剥がれた状態:剥離骨折の場合もあります)。そうなってしまった場合、膝の痛みは相当厳しいという方も…そういう時の治療方法として、テーピングがあります。
本来、テーピングを行う意味合いとして

(1)外傷、及び障害の発生予防のため行う
(2)軽度の捻挫や肉離れといった受傷後の応急措置として行う
(3)早期回復を早めるためのリハビリテーションの一環として行う
(4)外傷、及び障害の再発予防のため行う


等々が挙げられます。
そして多くのスポーツ選手も(プロ・アマ問わず)、試合前・練習前にテーピングを行っています(一番わかりやすいスポーツは、相撲ではないでしょうか)。それを見ると、確かにテーピングは手軽に自分自身で行うことができるケアかもしれません。
しかし先ほども述べましたが、あくまでもテーピングは応急処置に過ぎないのです。テーピングによって、その一瞬一瞬の痛みが軽減されますが、「痛みを完治する」という治療には何の役にも立っていません。激しい痛みから解放されたいという思いでテーピングをしても、結果として痛みを先延ばしにしているだけなのです。

成人のオスグット病後遺症の場合は仕事などを含め、せざるを得ない状況であるため、ある意味、仕方ない部分もあるかと思います。しかし、子どもたちのオスグット病の場合、なるべくテーピングなどをしないように心掛けるべきです。痛めた膝をテーピングでカバーするくらいであれば、まずはしっかり安静を保つことが一番ではないかと思います。
膝に痛みを感じれば、すぐに運動を中止…そして、数日の運動休養日を与える…そうすることで、オスグット病を最小限に食い止めることができるのです。
今現在、オスグット病に悩まされテーピングを離せなくなった子どもたちがいたとしたら…まずは、テーピングを外し絶対安静をすることから始めてください。何度でも言います…オスグット病を治癒する一番の方法は、安静を保つことです。