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ちょっとした余談~オスグット病を発症したことはチャンス!~

子どもたちは怪我を恐れて、練習に取り組んでいるわけではありません。当然、一生懸命練習を重ねて、上手くなろうと頑張っています。

しかし万が一、オスグット病を発症してしまったら「しばらく練習を休まなければならない。」「みんなから遅れをとってしまう。」…どうしても悲観的な考えを持ってしまう子どもたちが、多いのではないでしょうか。もしかすると、その考え方は間違った認識かもしれません。何故ならオスグット病を発症すること…それはある意味、「子どもたちにとってチャンス!」を提供しているかもしれないからです。

オスグット病の発症は、筋肉を使い過ぎる・筋肉疲労の蓄積といったサインを表しています。言い換えれば、「もっとうまく身体を使うことができれば、楽になれるよ。」ということを、案に教えているのかも知れないのです。
膝に体重が掛かると痛みを生じる⇒膝に力が掛からなければ、痛みを生じない⇒膝に掛かる力の負担が軽減できれば…⇒それだけ、スタミナを消費することなく練習をすることができ、筋肉の疲労度も軽減される…
例えば、プロのスポーツ選手にとっても同じことが言えます。それが「力を抜く」=「力み」です。「力み」が無くなれば、一層スムーズに動くことができ、長時間練習することも苦にならなくなると言います。

オスグット病の膝の痛みは、「間違った身体の使い方をしているのではないの?身体の柔軟性を養い、しっかりバランス感覚を保つことが出来るようになれば、痛みも軽減されるはずだよ。」と、子どもたちに問いかけているのです。つまり、オスグット病は間違った身体の動き方を注意してくれているのです。こんなに身近な指導者(監督・コーチ)は、そうそういるものではありません。

もちろん、こうした子どもたちへの問いかけは、オスグット病の痛みが軽症の場合です。強い痛みを生じているなら、接骨院/整骨院などできちんと治療してもらわなければなりません。
「オスグット病が発症してしまった。」「オスグット病の痛みがなくなった。」…どの時期でもかまいません。「オスグット病は私に(子どもたちに)、何を教えよう・何を伝えようとしていたのか?」…時間を見つけて、正面から考えてみてください。その期間こそ、症状に真正面から立ち向かうことができ、症状を発症した子どもたちにしかわからない新しい発見があるはずです。そしてスポーツに対する自分自身の有り方も、必ず変わってきます。