オスグッドバンドを過信しないこと
オスグッド病を発症すると普通に走り回ることさえとても困難になります。
膝の曲げ伸ばし動作をする際に、炎症部位に痛みが走るからです。
スポーツをしている子供の場合は、足を引きずるなどの動きが見られるようになります。
でも大会などがあり、どうしても出場しなければならないような場合も出てくる事もあります。
このような場合などは、オスグッド用の装具を利用することを検討してみるのも一つの手だと思います。
オスグッドバンドは膝下に装着するタイプのものが主流です。
付着部位への引っ張りが抑制される為、痛みは驚くほど軽減するのです。
でも同時に考えるべきことは、動きが抑制されるので運動パフォーマンスの低下も同時に招くと言うことです。
オスグッド用の装具にはサポータータイプのもの、ベルトタイプのものがあります。でも最も効果が高いのはオスグッドバンドです。
但し、どれも一時的な応急処置手段にすぎないので治療の根源とはなりません。
炎症が激しすぎる場合でも装具を利用するケースがありますが、この場合もやはり応急処置的な手段にしかなりません。
やはり治療の基本は安静に保つことしかないのです。
あくまでも応急処置としてオスグッドバンドを使用することはいいのですが、頼りすぎては
オスグッドの完治からどんどん遠ざかってしまいます。
大切なのはやっぱりリハビリなのです。オスグッド病を発症してしまった際のリハビリ期間に行うべきポイントは2つあるのです。
そのひとつは「ストレッチ」なのです。ストレッチは、筋肉を伸ばしたり関節の可動域を広げる為のものと思われがちなのですがストレッチの効果はそれだけではないのです。実はストレッチには筋力に刺激を加え、筋力の急速な低下を抑制する働きがあるのです。
正しいストレッチを毎日継続的に続けるとストレッチだけでも以外にも疲れることがわかるはずです。これは、意識的に日常生活の範囲を超える刺激を加えているからなのです。ですから、治療期間中のストレッチ運動は積極的に行う事を心掛けまましょう。
次にもうひとつのポイントは、しっかりとした栄養の摂取(バランスのとれた食事)を心がけることなのです。オスグッドは成長痛とも呼ばれるように成長期の子供に多く発症する膝の障害です。
成長期の子供に大切なのは好き嫌いをせず、ファストフードと呼ばれる食事やコンビニ弁当などではなく、旬の食材を食べたり、バランスのとれた食事を3食、食べることなのです。
この2つをきちんと実行してオスグット治療に励めば完治も早く望めるのではないのでしょうか?
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