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オスグット病とオーバーユース(豆知識)

オーバーユース(Overuse)…日本語で「使い過ぎ」という意味を表します。
スポーツを一生懸命することは、非常に素晴らしいことだと思います。しかし一生懸命し過ぎてしまい、どうしても身体の一部を酷使する=歪みが生じてくるのも事実です。
確かにスポーツをする上で、外傷という怪我は付き物ものかもしれません。そして、外傷以上に怖い怪我…それがオーバーユース症候群による慢性的な内なる痛みです。
オーバーユース症候群の代表的な疾患…それはオスグット病ではないでしょうか。オスグット病を語る前に、言わなければならないことがあります。それは「子どもたちは、決して大人のミニチュアではない!」ということです。

どんなスポーツの練習をするにしても、ダッシュ・(屈伸運動からの)ジャンプを含まないものはありません。そして大人と同じような練習をすれば、どうしても子どもたちの身体に、何らかの異常をきたしてしまいます。その異常をきたしてしまう最も多い部位=膝の痛みなのです。つまり、オスグット病はどんなスポーツをしても、発症しうる症状なのです。本来、子どもたちの身体は大人の身体と比較して、柔軟だと言えます(最近の子どもたちの中には、身体の硬い子も増えてきましたが)。言い換えれば、各関節を安定させる役割を担う靭帯が、未発達(十分な強度を持っていない)であることも意味します。そのため、必要以上に大きな動きを膝関節に与える⇒膝に過度な負担を強いられる⇒オーバーユース症候群によるオスグット病を発症するわけです。では、オーバーユース症候群から引き起こされるものとして、他にどんな症状があるのでしょう。

・疲労骨折…剣道をする人の上腕部・ゴルファーの肋骨等々も、よく疲労骨折が見受けられます。
・野球肘/テニス肘…野球ならボールを投げる時の肘の動き・テニスならボールを打ち返す時の肘の動きに痛みを生じる症状を言います。

他にも、シンスプリント・靱帯損傷・肉離れ・アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎等々…様々な関節部分で、オーバーユース症候群の歪みが生じています。ちなみに、オーバーユース症候群の痛みはレントゲン・MRIでは確認されない場合もあります。つまり、検査上ではまったく正常なのです。しかし、「痛みは生じる」…このような場合、接骨院/整骨院で治療を受ける必要があります。接骨院/整骨院であれば、プロの施術者の手技で痛みの部位を探し当て、しっかり治癒してくれるからです(レントゲン・MRIで正常なら、症状も軽症)。
いずれにしても、スポーツを愛しているが故に身体を壊してしまっては何の意味もありません。オーバーユース症候群にならない程度に、しっかりとした練習を行うことが重要です。