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ちょっとした余談~幼少時の筋力トレーニングについて~

筋力トレーニングだけを取り上げるとすれば…それは単調な動作の繰り返しに過ぎません(ダンベル・バーベルの上下運動)。ある意味、非常に地味な動作だと思います。そしてよくテレビワイドショーで、筋肉隆々の子どもたちが紹介されています。欧米では、子どもたちのボディビルダーがいるくらい…

確かに、子どもたちは自分自身の筋力トレーニングの必要性、そして意識付けを明確にしているからできるのだと思います。事実、10歳に満たない年齢でも筋肉は発達します。
しかし、子どもたちにとって必要以上に筋肉をつけることは、どうなのだろうと感じます。子どもたちをボディビルダーの道へ歩ませることは、どうなのだろうと感じます(成人のボディビルダーさえも、様々な疾患に悩まされている現実もあります)。また俗説かもしれませんが、子どもの頃から筋肉を付け過ぎると、骨の成長が抑制されるとも言われます(身長が伸びない)。
私はこう思っています…適度な筋力トレーニングは、絶対必要です。しかし、子どもの頃から筋肉隆々に育て上げることについては、大反対です(もちろん、子どもたちのボディビルダーがまかり通っているとしても)。

子どもたちにとっての筋力トレーニング…それは年齢的なものも含め、目的・動機付けで決定されると思います。極端な筋力トレーニングをしなくても、日々のスポーツで筋力は徐々に向上します。そして、それが精神的部分も含めた身体の成長にも、良い影響が出ると思います。
仮に子どもたちが競技スポーツを真剣に志しているのであれば、身体に無理のない範囲で筋力トレーニングをするだけでも、十分効果は発揮されるわけです。つまり、年齢に合った適正な筋力トレーニングの範疇であれば、まったく問題はないのです。適正以上に筋肉をつけようとすることが、怪我などの身体にも悪影響を及ぼすのです。

そして「筋力トレーニングは基礎体力を向上する上で、1つの土台に過ぎない」こと…それを指導者(監督・コーチ)は、きちんと把握する必要があります。
私は、こう考えます。「幼少時代だからこそ、偏った運動をさせないことが重要である!」…みなさんは、筋力トレーニングについてどのような考えをお持ちなのでしょうか…。