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ちょっとした余談~スポーツ障害の種類~

スポーツ障害…スポーツを行うことで「外傷」「障害」の症状を発症することを指します。
「外傷」とは、転倒や衝突といった1回の大きな外力で怪我をすることです(捻挫・靱帯損傷・アキレス腱断裂…)。

では、スポーツ障害における「障害」はどんな意味合いを含んでいるのでしょうか。
「障害」は日々の練習を続けることで、身体の至る部分に小さな外力(=負荷)を負っていきます。きちんと練習休養日を確保すれば、溜まり続けた小さな外力を軽減することができます。しかし、エンドレス状態で練習を行えば、小さな外力⇒大きな外力に変化…そして、身体の内なる部分に「障害」を発症してしまうのです。その代表例がオスグット病であり、ランナー膝・疲労骨折・野球肘・テニス肘なのです。

スポーツ障害にとって、しっかり練習休養日を取ることは必要不可欠です。そして、もう1つ必要不可欠なことがあります。それは、練習前後のストレッチです。練習を続けている筋肉…当然、緊張状態にあります。練習前に入念なストレッチを行わなければ、練習即筋肉の緊張になります。この状態は「将来の障害」を誘うばかりでなく、「すぐ起こり得る外傷」をも引き起こし兼ねないのです。練習後のストレッチも同様です。筋肉が緊張した状態で、練習後ストレッチをしなければ筋肉疲労は蓄積するばかりです。筋肉には「緊張―緩和」が、絶対必要です。
ここで、先ほど「障害」の代表例として明記した疲労骨折・ランナー膝について、詳細に説明したいと思います。

○疲労骨折…脛骨・腓骨・中足骨等の下肢の骨や肋骨に発症しやすく、運動をしている時、特に激しい痛みを感じます(何もしていない時は、軽い痛みしか感じません)。疲労骨折は、普通の骨折と比べてはっきりした外傷を表しません。運動している時、激しい痛みを感じればすぐに治療院へ行くことをお勧めします。
○ランナー膝…ランニングなどによって発症する、膝関節周辺のスポーツ障害の総称を指します(膝の上・裏側=激痛・運動痛・圧痛・腫脹等々)。これらの痛みに対して有効なのは、冷却アイシング・ストレッチです。基本的予防法として、大腿四頭筋の強化・自分自身の足にマッチした靴選び(インソール)が有効です。

スポーツ障害にならないためにも、そしてこれからもスポーツを楽しむためにも、練習休養日とストレッチは欠かすことができないものなのです。みなさんもこれらのことを踏まえて、改めてスポーツに対する認識を深めてくださればと思います。