TOP > オスグット病の治療方法 > オスグッド病を克服した後に注意すること
▽スポンサードサーチ


オスグッド病を克服した後に注意すること

オスグッド病を一旦克服しても、再発してしまう人が多いそうです。同じ治療を何度しても一時的に炎症が治まって痛みが解消しても多分再発してしまうでしょう。それは、再発の原因をしっかり突き止めないからです。

まず、今までは膝が痛いので膝をかばいながら生活していたか、あるいは治療のために運動をお休みしていたかでしょう。ともあれ膝の安静が保たれた状態にあったわけです。当然筋力も弱っています。

そんな状態で、痛みが治まったからといって嬉しさから以前と同じように思いっきり運動してしまっては、頭の中では依然と同じように筋肉を動かしているつもりでも、筋肉は追い付いていけてないので、再び膝に過度な負担がかかってオスグッドを再発してしまうのです。

大好きなスポーツをお休みして、せっかくオスグッドを克服したのですから、筋肉回復から始めて徐々に膝の筋肉を慣らしていきましょう

またオスグッド病を克服した後の姿勢も関係してきます。背中が丸くなってしまっていては、座った時に腰が後に傾き、太ももの上部の筋肉(大腿四頭筋)が常に緊張し、太ももの後の筋肉(ハムストリングス)が緩んだ状態になります。大腿四頭筋が緊張すると膝のお皿を引っ張り、それに繋がる膝蓋靭帯と膝蓋腱も引っ張り、膝蓋腱が繋がっている脛骨の軟骨部分に無理な負荷が生じます。こうして再発です。

姿勢の悪さは骨盤の歪みから、腰のオスグッドも引き起こしてしまいます。子どもの骨は大人と比べてまだまだ軟らかいので破損もしやすいのです。そのことを十分頭に入れてオスグッド病を克服した後は、ゆっくりと筋肉を慣らしていき、骨盤の歪みが起こらないように姿勢を正すよう気をつけましょう。