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オスグット病のリハビリ

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3) オスグット病のリハビリ

オスグッド病は、太もも全面の大腿四頭筋と太もも裏側のハムストリングスがバランス良く伸縮していなかったり、足首が硬く足首が硬いと歩くときや走る時に地面から足裏にかかる振動を吸収できずに膝に直接大きな負担がかかります。そもそも足首が柔らかいと、足のクッションで吸収され膝に優しいのです。

しかし、オスグッド病の初期症状は膝の違和感や腫れといった感じで痛みをあまり伴わないので、自覚症状が無く、気付かないまま悪化させてしまうことが多いのです。そこで、オスグッド病を発症させている可能性を見る方法があります。それはスクワットです。

正常なスクワットはしゃがむ時に、横から見ると膝と頭の位置が同じくらいの位置になります。悪い例2つ考えられます。
1つ目は、頭が前に飛び出してしまった場合です。この場合、アキレス腱が硬く踵も浮いてしまうでしょう。
2つ目は、頭が膝より後ろに引いてしまっている場合です。この場合は、ハムストリングスが硬くなって腰が丸くいつも姿勢が悪い証拠です。正常なスクワットができない子どもは、膝に負担がかかりやすく、オスグッド病にかかりやすいのです。

そこで、踵が硬い人はアキレス腱のストレッチを毎日念入りにさせましょう。ラジオ体操の要領で十分です。また、ソファーの高さ位の台に片足の踵を乗せ、膝を両手で10回押さえてハムストリングスをゆっくり伸ばしましょう。反対の足も同じように行います。次は片足を曲げて足と同じ方向の手で足をつかんで、大腿四頭筋をゆっくりと伸ばします。1回10秒位で両足行います。

正常なスクワットができるように日ごろから十分なストレッチをしていると、オスグッド病の予防にもなります

オスグット病の手術は有効か?

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オスグッドが悪化して骨蓋靭帯が繋がっている脛骨結節部分の骨の軟らかい部分が、骨蓋靭帯の牽引に耐えきれず腫れあがるだけでなく、剥離骨折してしまうことがあります。多くの場合、この剥離骨折した骨小骨が関節包内を浮遊して痛みを発しています。この痛みは激しい運動をすると膝関節も大きく動くので、関節包内の壁に骨小骨がぶつかって、その痛みは激しく、スポーツ活動に支障をきたします。そこで、剥離骨折した骨小骨が残存している場合は、手術で骨小骨を摘出しないといけません。

しかし手術後安静にしていたために筋肉が痩せてしまっているので、筋肉を元に戻すリハビリも必要です。通常、リハビリは日常生活に支障が無い程度にまで回復させるまで、松葉杖から始め、3週間ほどかかります。それからスポーツが開始できるまでに戻るにはさらに3ヶ月ほどかけてスポーツリハビリ専門の理学療法士の訓練を受けなければなりません。

このように手術をするとスポーツに復帰するまで長い時間がかかりますので、手術は有効ですが、最後の手段とした方が良いでしょう。

オスグッド病の患者さんは、大腿四頭筋(太もも上の筋肉)やハムストリングス(太もも下の筋肉)の筋肉の成長の方が大腿骨の成長に大きく遅れて短いため、負荷が大きくなっていることが多いのです。そこで、ストレッチを徹底してこれらの筋肉の伸縮を良くすることから始めます。

また骨盤や脊椎・ろっ骨・肩・股関節・足首関節等の歪みを矯正します。そして、日常的に姿勢良くし、歩き方も体重移動をしっかりできるように正しい姿勢と歩き方の訓練もします。このように、膝に負担のかからない体へと矯正していく方法も非常に有効でしょう。

再発対処と応急処置治療の継続について

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オスグッド病の治療は何よりも根気が必要なのです。

これは運動の繰り返しによって痛みの軽減と再発を何度も繰り返してしまう障害であることがひとつの原因だと思います。 

痛みが再発した場合の応急処置治療としては、やはりアイシング(水や氷を用いて身体を局所的に冷却する事)を最優先して行います。

次いで炎症症状があまりに激しい場合にはステロイド系の抗炎症剤を使用して治療していくケースもあります。再発時はしばらく運動を控えることはもちろん、そしてまた痛みがひいてから運動を行うという繰り返しとなるのは誰もが経験することです。

根気良く治療を継続的に行っていくことが重要なのです。尚、痛みが強くなってきても運動選手の場合は、競技からなかなか離れようとしません。

多少厳しい管理が必要となる点をしっかりと把握しておく事が必要なのです。またオスグッドによる後遺症発生の可能性としてオスグッドを発症した子供は膝を引きずるように歩きだす独特の症状をもつ成長痛とも呼ばれる疾患のひとつなのですが、幼少期にオスグッドを発症するのは小学生の中学年以降に多く見られるのです。

中学生の場合は1年生~2年生に多く発症します。この時期にクラブ活動や部活動などで痛みを抱えながら運動を継続し続けた場合は最悪の場合、患部に後遺症を発症するケースもあるのです。

この後遺症の原因は患部をかばうことによって他の関節や骨格筋にダメージを及ぼすケース・骨端部分に異常を発症するケース・そして骨との付着面が遊離したまま戻らない状態を放置した場合などによって起こるのです。

運動の制限によって通常はこれらの後遺症を緩和、予防することが可能なのですが、スポーツ競技によっては大会が続く時期などにオスグッドバンドなどを使用しながら無理やり痛みをこらえて乗り切るようなケースも多々あります。

仮に本人が同意の上であったとしても、あきらかに痛みが大きいと判断される場合は後遺症など、将来性のことも考慮して、出場を断念させるという決断が必要な場面もあることを理解しておく必要があります。

また、ストレッチによる柔軟性アップは侮れないのです。オスグッドを発症する子供は比較的柔軟性に乏しい子供が多い傾向にあることが近年になって徐々に解り始めてきています。

これは牽引される脛骨への付着面につながる筋肉及び腱組織の柔軟性が乏しいことがより強い牽引となり負担を生じている可能性があるためと考えられているからです。

その為、ストレッチの継続によってある程度症状の緩和や発症の予防を行なうことは可能なのです。尚、既に発症後であっても痛みの発症しない範囲で静的なストレッチを行なうことがとても大切なことなのです。

「オスグッド」治療に期待できる治療法

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オスグッド病とは、主に成長期の子供に発症するスポーツ障害として認知されている病ですが成長痛とも呼ばれています。

成長痛という言葉は成長期の子供に訪れる症状の総称的な意味合いを持っているので、
どの部分までが成長痛であるのか?については医学的にも明確な分類はないのが現実です。

では、期待できる治療法は一体何?と思いますよね。

特に思春期で、一番スポーツを頑張りたい時期にこんな病を抱えて痛い思いをしているなんて可哀想です。オスグッド病の病院や接骨院などでの治療法は、電気をあてたり、湿布したりする治療が主です。でもそれだけでは改善は難しいのは事実です。

整体・カイロなど民間療法でもオスグッド病の痛みからの解放が出来るところは、残念ながら少ないのです。最近ではオスゴッドの治療をうたう施術院も増えているようですが残念なことに効果を出せない施術院も多々あるのが現実です。

しかし、オスグッド病は厳密には成長痛とは異なるという点を把握しておく必要があります。

これは、そもそも成長痛という言葉の定義が明確に定められていない点もありますが、オスグッドは脛骨粗面への牽引が要因となって脛骨の一部が剥がれてしまったり、大きく隆起し変形してしまうことがあるれっきとした骨の障害なのです。

オスグッドで子供が痛みを訴える場所は、膝のお皿(膝蓋骨)がある下の部分から脛の付着部位である脛骨粗面にかけての比較的狭いエリアが中心です。

炎症の症状によって痛みを感じる範囲は膝周り全体に及ぶケースもありますが、実際に炎症や骨の剥離、そして剥離した骨の遊離が発症するのは脛骨粗面から膝蓋骨にかけてのエリアであることをまず把握しておきましょう。 

オスグッドは症状が発症したばかりの初期段階において治療をしっかり行うことが必要なのです。ゆえに期待できる治療法の一つに、お風呂では脚だけでなく、身体全体を良く温めて、身体全体の筋肉を弛ませるのです。

湯船につかり、筋肉の緊張をとり、疲労をとり、血行を良くすすることがたいせつなのです。
シャーワーだけでは身体全体を暖めることはできません。

また、回復効果を高めるストレッチや身体ん使い方をマスターし、日頃から柔軟な筋肉を作るよう心がけたり(むやみに伸ばしても駄目なのです)無駄な力を抜くコツを意識し、能力の向上を図るのです。

重要なのは早期の治療と自己療法!この2つだと思います。
また、回復において最も大きなウエイトを占めるのは、自己メンテナンスにあると思います。

整体院から見るオスグットの治療方法

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オスグット病は、接骨院や整骨院でなければ施術できないのでしょうか?

もちろん、そうではありません。
この項では、整体院から見るオスグット病の治療方法について触れてみたいと思います。

整体院では、オスグット病の原因を次のように捉えています。
○成長期に、骨と筋肉のバランスが崩れてしまった時。
○骨の急激な成長に対して、筋肉の成長がついていけない時。
○運動のし過ぎによる筋肉緊張によって、頚骨粗面を強く引っ張ってしまう時/関節のズレを生じた時。
そして上記の原因を含め、整体院では次のような施術を行っています。
○膝の痛みを軽減するために、大腿周辺/腰部周辺の筋緊張緩和の施術をする。
○頚骨粗面の引っ張り/関節のズレによる痛みの場合、膝部の歪み修正(=矯正)する。
○自律神経の調整を施術することで、オスグット病の再発を防ぐ(=骨と筋肉の成長のバランスを促進する)。
(ちなみに自律神経の調整に働きかけるため、全身施術を行います。)

また子どもたちの場合、膝の痛みが続くことによって姿勢が悪化する可能性もあります。

整体院では、そうした姿勢矯正に関しても施術を行っています。

整体とカイロプラクティック…そして接骨院や整骨院では、オスグット病に対するアプローチに若干の違いがあるかもしれません。

しかし、どの施術院でも治癒しています…それが、既成の事実なのです。

筋肉が硬く、炎症を発症しやすい膝

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オスグット病を発症しやすい人の特徴として、筋肉が硬く…しかも、炎症を発症しやすい体質が挙げられます。

事実、そうした体質を持った若者が、ビックリするような病状を次々と経験することも…

次に挙げるのは、約1年間で発症した疾病です。
「オスグット病(両足)→アキレス腱炎(両足)→右肩関節亜脱臼→シンスプリント(両足)」

ある意味、急激に身長が伸びている時期に発症したとも考えられます。
(例えば関節亜脱臼などは、筋肉が骨を刺激することに発症する症状だといわれています。)

しかし、対処法は必要です。
この若者の場合、筋肉に柔軟性を持たせるのと同時に、各関節の柔軟性も持たせることが必要です。
そのためには、筋肉の伸縮性(=柔軟性)を引き出すためのストレッチが重要な鍵となります。

つまり筋肉に柔軟性を持たせることによって、衝撃を吸収しやすい筋肉を形成→そして、骨と筋肉が付く部分の負担を軽減…そうすることによって、炎症を抑えることができます。
(ただし日々のストレッチですから、ある程度の時間を必要とします。)

みなさんの中にも、「筋肉に柔軟性がない」と感じている人がいると思います。

そのような人は、病状を発症する前にストレッチなどをして、身体全体に柔軟性を身に付けるようにしてください。

足に負担の掛からない運動について

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オスグット病を発症してしまった…だけど、何とかトレーニングだけは続けたい…スポーツをする人であれば、こうした悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

もちろんオスグット病が重篤な症状であるならば、トレーニングをするのはもっての外です。

しかし軽度の痛みであれば、膝に負担を掛けないトレーニングをすることができます。

例えば…
1.水泳(=プールで歩く)
2.エアロバイク(もしくは、通常の自転車を漕ぐ)
3.ウォーキング(もしくは、非常に軽めのランニング)

上記の3つを明記しましたが、膝に負担をかけず…筋肉を強化するトレーニングとしては、やはり水泳ウォーキングがベストだと思います。
(しかも水泳ウォーキングは、かなりの有酸素運動になります。)

ちなみに余談になりますが、スポーツ関係者の中には筋肉強化としてスクワットを推進している人もいます。

確かにスクワットは、トレーニングの中でも最も負荷が掛かります。しかし、スクワットは普段からきちんとトレーニングをしている人のために運動です。

ましてや膝に関わらず、身体に支障をきたしている場合のトレーニングではありません。

そして医療業界におけるスクワットは、ご法度のトレーニングであることも付け加えておきます。

オスグット病と接骨院/整骨院

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スポーツに欠かすことのできない練習として、ダッシュ・ジャンプ(屈伸運動)・キック(動作)等々があります。そして、それらの練習を毎日繰り返しているうち、膝の痛みを感じるようになる…これがオスグット病です(主に子どもたちに発症する症状)。
オスグット病は、目に見える外傷ではありません。そして、急に痛みを感じる症状でもありません。現状で考えれば、「練習を休む」という判断が難しく、子どもたちの中には、痛みを抱えながら騙し騙し練習を続けている場合も…そのような場合(軽度の症状)、是非、接骨院/整骨院で治療を受けるべきです。

接骨院/整骨院では、次のような治療方法でオスグット病を治癒していきます。

1.問診によって、痛みの確認をチェックします。ジャンプ・ダッシュ・階段の昇降…どのような動きをすると膝が痛むのか…オスグット病といえども、1人1人で膝の痛みが違っているからです(基本的動作をチェック)。また、レントゲンで「異常は見られない」場合でも、手技チェックによって痛みの状態を確認できます。
2.身体の歪みをチェックします。オスグット病は膝の痛みを発症するわけですが、接骨院/整骨院では身体全体の問題と受け止めています。背骨の歪み・下肢の長短等々、全身の筋力バランスを整えていきます。
3.筋肉の緊張と疲労を取り除きます。オスグット病の発症は、膝蓋骨(お皿と呼ばれる骨)と膝蓋靱帯(お皿の下のすじ)を介し脛骨粗面に付着していることが原因です。強い刺激を与えると筋肉を緊張させるだけです。ゆっくり・優しく・柔らかく…筋肉に軽い刺激を与えることで、徐々に弛緩させていきます。

軽度のオスグット病であれば再発防止を含め、接骨院/整骨院でストレッチ的な弛緩方法+全身のバランスを改善⇒オスグット病を完治することができます。このように接骨院/整骨院では、保存治療(手術以外)でオスグット病の治療に当たっています。また「どうしてもスポーツをし続けなければならない」場合…つまり、個人の状況に合わせて手技+αでオスグット病の治療にも当たっています。+αの治療方法として…オスグットバンド(サポーター)・テーピング・低周波治療・冷却アイシング・温熱療法・鍼灸…
接骨院/整骨院は東洋の手技療法に加え、西洋技術を組み込んだ治療方法を取り入れることで、より効果的な治癒を実践しています。「少し膝が痛む」「運動をしていると、段々膝の調子が悪くなる」…このような症状を覚えたら、是非、接骨院/整骨院で治療を受けてください。

オスグット病治療~テーピング~

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オスグット病は、子どもたちの成長する時期に発症する病気です(成長痛とは無関係)。そのため、オスグット病は骨の成長が完了する時期(10代後半)には、ほとんど軽減されると言われています。

しかし稀に大人になっても、オスグット病後遺症という症状に悩まされる方もおられます(成長軟骨が剥がれた状態:剥離骨折の場合もあります)。そうなってしまった場合、膝の痛みは相当厳しいという方も…そういう時の治療方法として、テーピングがあります。
本来、テーピングを行う意味合いとして

(1)外傷、及び障害の発生予防のため行う
(2)軽度の捻挫や肉離れといった受傷後の応急措置として行う
(3)早期回復を早めるためのリハビリテーションの一環として行う
(4)外傷、及び障害の再発予防のため行う

等々が挙げられます。
そして多くのスポーツ選手も(プロ・アマ問わず)、試合前・練習前にテーピングを行っています(一番わかりやすいスポーツは、相撲ではないでしょうか)。それを見ると、確かにテーピングは手軽に自分自身で行うことができるケアかもしれません。
しかし先ほども述べましたが、あくまでもテーピングは応急処置に過ぎないのです。テーピングによって、その一瞬一瞬の痛みが軽減されますが、「痛みを完治する」という治療には何の役にも立っていません。激しい痛みから解放されたいという思いでテーピングをしても、結果として痛みを先延ばしにしているだけなのです。

成人のオスグット病後遺症の場合は仕事などを含め、せざるを得ない状況であるため、ある意味、仕方ない部分もあるかと思います。しかし、子どもたちのオスグット病の場合、なるべくテーピングなどをしないように心掛けるべきです。痛めた膝をテーピングでカバーするくらいであれば、まずはしっかり安静を保つことが一番ではないかと思います。
膝に痛みを感じれば、すぐに運動を中止…そして、数日の運動休養日を与える…そうすることで、オスグット病を最小限に食い止めることができるのです。
今現在、オスグット病に悩まされテーピングを離せなくなった子どもたちがいたとしたら…まずは、テーピングを外し絶対安静をすることから始めてください。何度でも言います…オスグット病を治癒する一番の方法は、安静を保つことです。

オスグット病治療~予防防止ストレッチ+α~

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万が一、子どもたちがオスグット病を発症してしまった場合(リハビリテーション期間中)、必ず実践していただきたい2つのポイントがあります。

1つはストレッチです。
ストレッチは筋肉の伸縮を行う・身体を鍛える・各関節の可動域を広げる…それだけだと、思っていませんか。もしオスグット病を発症して、何も運動的な事をしなければ、筋肉は急速に衰えてします。その衰えを未然に防ぐためにも、ストレッチが重要なのです。
ただし、ストレッチで筋肉を無理やり伸ばそうとしないでください。痛さを我慢したストレッチほど、無意味なものはありません。余計にオスグット病を悪化させてしまうだけです。動ける範囲で、ゆっくり刺激を加えていく…ストレッチの基本は「痛くない・気持ち良い・程良い抵抗」です。またストレッチを行う回数は、自分の身体に相談しながら決めていきます(本人しかわかりません)。

心と身体をリラックスさせるストレッチ…一体、どのタイミングで行えば、一番効果的なのでしょうか。
それは入浴後です(オスグット病を発症していなければ、運動後もベストです)。入浴後は、身体全体の緊張が緩みます。膝だけではなく身体全体の可動域を広げれば、オスグット病が治癒した後の再発防止にも有効です。とにかく、オスグット病治療期間中のストレッチは、積極的に行ってください。

そして、もう1つ実践していただきたいこと…それは、きちんとした栄養摂取(カロリーバランス)を心掛けることです。オスグット病と子どもたちの成長期の関連性については、様々な諸説が報じられていますが…今も昔もまったく変わっていない傾向があります。それはオスグット病発症後、身長が大きく伸びるということです。この時期に栄養バランスが悪ければ(栄養素が不足)、本来伸びるはずであった身長を失う可能性もあり得るわけです。特に欠かすことのできない栄養素…それはタンパク質です。現在、日本人の食事は圧倒的にタンパク質が不足している状態にあります(主に魚介類)。子どもたちにとっても、多くのタンパク質を摂取させなければなりません。

オスグット病を発症した場合の2つの実践…「栄養バランスは関係ないのでは?」と思われるかもしれません。しかし骨を丈夫にすることにおいても、栄養バランスは絶対に必要なのです。
毎日欠かさずストレッチを実践、そしてしっかり栄養分を吸収する…この2つを実践することで、オスグット病を再発させない強い身体を養っていくのです。