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オスグッド病と密接に繋がっている筋肉:大腿四頭筋

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膝の痛みを発症するオスグット病…その膝と密接な関係にある筋肉…それが、大腿四頭筋(=太腿)です。
(※大腿四頭筋…大腿直筋/外側広筋/中間広筋/内側広筋の4つの筋肉群の総称をいいます。)

大腿四頭筋の役割は、とても重要です。
何故なら私たち人間が直立歩行できるのも、大腿四頭筋が膝を真っ直ぐ伸ばす役割を担っているからです。

もちろん急な動きをする(=止まる・走り出す)/ジャンプするといった時も、大腿四頭筋が足を動かす役割を担っています。

つまり私たちが何気なく動こうとする時、必ず大腿四頭筋の筋力がなければ動くことができないのです。

それ故、私たちが大腿四頭筋を動かせば、脛骨粗面は絶えず引っ張られる形になります。
(※脛骨粗面(けいこつそめん)…膝の皿の部分をいいます。)

だから激しい動きを続けると、膝に痛みを感じるようになってしまうのです。

もし大腿四頭筋が丈夫でなければ、オスグット病が発症しやすい状態を引き起こすことも考えられるわけです。

オスグット病を発症した場合、保存療法(=薬物療法)も大事な治療法ですが、物理療法として大腿四頭筋の緊張緩和もしなければならないのです。

オスグット病を発症する原因は、膝だけでなく大腿四頭筋も密接に関係していることを理解してください。

オスグット~再発する原因とは~

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・膝が痛みだして、走れなくなった。
・階段の昇降をするだけでも、痛みを感じるようになった。
・膝の痛みによって、正座ができなくなってしまった。
実はこの症状…オスグット病を再発した人の言葉なのです。

しかし何故、一度は治癒したはずなのに再発してしまったのでしょうか。

再発をした人には、多くの類似点があります。
○オスグット病が治癒した時点から、またいつものように激しい運動をしてしまう→しかし、数週間~1ヵ月近く動きを制御→すなわち、それは筋肉が劣化(退化)している状態→それにも拘わらず、以前と同じような動きをしてしまう…結果として、膝に無理が生じてオスグット病が再発してしまうのです。

確かに、「今までの遅れを取り戻したい」「自由に動ける嬉しさのあまり、激しく運動する」といった感情の高ぶりは理解できます。
しかし施術者からは、次のように言われていると思います。
「10日程度、動きを自重しながら…それから、徐々に運動を再開しるように。」と…

つまり、そうした施術者の忠告がわかっているにも拘わらず…それでも、すぐに激しい運動をしてしまった人がほとんどなのです。

オスグット病が再発してしまうと、また数週間~1ヵ月、運動が規制されてしまいます。

オスグット病に限らず、すべての疾病にいえることです…治癒しかけの状態こそ、より慎重な行動を!