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オスグッド病と密接に繋がっている筋肉:大腿四頭筋

膝の痛みを発症するオスグット病…その膝と密接な関係にある筋肉…それが、大腿四頭筋(=太腿)です。
(※大腿四頭筋…大腿直筋/外側広筋/中間広筋/内側広筋の4つの筋肉群の総称をいいます。)

大腿四頭筋の役割は、とても重要です。
何故なら私たち人間が直立歩行できるのも、大腿四頭筋が膝を真っ直ぐ伸ばす役割を担っているからです。

もちろん急な動きをする(=止まる・走り出す)/ジャンプするといった時も、大腿四頭筋が足を動かす役割を担っています。

つまり私たちが何気なく動こうとする時、必ず大腿四頭筋の筋力がなければ動くことができないのです。

それ故、私たちが大腿四頭筋を動かせば、脛骨粗面は絶えず引っ張られる形になります。
(※脛骨粗面(けいこつそめん)…膝の皿の部分をいいます。)

だから激しい動きを続けると、膝に痛みを感じるようになってしまうのです。

もし大腿四頭筋が丈夫でなければ、オスグット病が発症しやすい状態を引き起こすことも考えられるわけです。

オスグット病を発症した場合、保存療法(=薬物療法)も大事な治療法ですが、物理療法として大腿四頭筋の緊張緩和もしなければならないのです。

オスグット病を発症する原因は、膝だけでなく大腿四頭筋も密接に関係していることを理解してください。