オスグット病の治療期間
オスグット病は、ある意味スポーツ障害の代表格とも言えるかもしれません。何故なら、スポーツ大好きな10~16歳ぐらいの子どもたちに発症する病気なのですから…
オスグット病を発症した子どもたちに言えること…それは一定期間、大好きなスポーツを完全休養することです。
例えば「ジャンプやダッシュした時、多少膝に痛みが走るけど何とか頑張れる!」「自分の100%全力を出すことは出来ないけど、少々膝に痛みはあるけど70~80%力を出せるから大丈夫!」…確かに子どもたちにとって最善の方法は、練習しながら治療をし治していく…それが、ベストであることは言うまでもありません。しかし、オスグット病はそういうわけにはいかないのです。膝に痛みを抱える症状であるため、その部位をかばいながら練習することで、結局、他の部位にも痛みを発症する恐れがあるからです(外観上だけでは、「どれぐらい痛みがあるのか」本人しかわからないこともネックになっています)。
仮に練習を続けながら痛みを抑える等々、一時的に痛みを和らげることができたとしても、完全に治すことは不可能なのです。ましてや痛みを抑えて練習をすることで、症状が長期化・益々悪化すれば…そうです!一番困るのは、子どもたち自身なのです。
そしてオスグット病が悪化することで、子どもたちの精神も微妙に変化していきます。
「私の治療は、一体いつまでかかるのだろう?」「いつになれば思い切り練習することができるのだろう?」…つまり、知らず知らずのうち精神的ストレスが溜まってくるのです。精神的ストレスが溜まっていけば…筋肉の緊張も高まり…結局、余計に治療を長引かせる結果を伴ってしまいます。そして最悪の場合…それは軟骨の剥離骨折です。絶対安静はもちろんのこと、長期間運動を中止しなければなりません。
中途半端な運動制限をするくらいなら、短期間完全休養…治療に専念すること!それがオスグット病という膝の痛みから解放され、練習に復帰できる一番の近道です。
ちなみに、オスグット病の治療法の一つとして大腿四頭筋のストレッチが有効です(ある程度、痛みが軽減されてから)。ストレッチを行うことで、膝はもとより身体全体の柔軟性を緩和していきます(接骨院・整骨院の治療等々)。
もう一度、言います。オスグット病の治療期間…早期に完全休養することが、オスグット病を短期間で治癒できるのです!
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