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オスグット病のチェックポイント

オスグット病は、10~16歳(最も成長する時期)に発症しやすい病状です。そして今までも述べてきましたが、早期発見・早期療養さえすれば完治する…決して、怖い病気ではありません。では、その早期発見のチェックポイントを確認したいと思います。

1.一番重要なこと…それは定期的に脛骨粗面(膝の皿の2~3cm下)を押さえて、
  痛みの有無をチェックしてください。
2.朝起きた時、膝に痛みや違和感等々を感じるかどうかチェックしてください。
3.膝の屈伸運動を行った時、痛みを生じるかどうかチェックしてください。
4.以前と比較して、膝が盛り上がっているかどうか(膨れている)チェックしてください。


上記のチェックポイントで、1つでも該当する状態があれば接骨院・整骨院等々の治療院に行くことをお勧め致します(何故、整形外科ではなく接骨院・整骨院に行くの…?このチェックポイントは早期発見のための手段です。軽度のオスグット病であれば、(再発)予防を含めてストレッチといった治療方法が効果的だからです。)
またオスグット病は、スポーツをし過ぎる=オーバーユース症候群だけが原因とは限りません。普段の日常生活においても、なり得る病気なのです。
まず、普段の姿勢について考えてみましょう。例えば猫背といった姿勢になれば、背筋力が弱くなります。そうなると、背筋力をカバーするために手足に無駄な力=緊張が加わります。この状態が毎日・何年も続けば、オスグット病になってもおかしくありません(普段の悪い姿勢=オーバーユース症候群)。

また、基本的な身体の使い方が出来ていなければ、オスグット病になり得ます。その顕著な例…それは屈伸運動です。ストレッチと称して、屈伸運動をすることも多いと思います。間違った動作の屈伸運動をし続けると、太腿の筋肉が緊張状態になります。太腿の筋肉緊張が膝に伝わる…膝にも過度な緊張状態が続く…きちんとストレッチをしていると思っていても、結局それがオスグット病を発症させる兆候となるわけです。

そしてもう1つ、オスグット病の重要な要因…それは下半身を冷やさないことです。下半身を冷やすことは、そのまま膝の緊張状態を継続させるだけなのです。普段の姿勢…シャンと背筋を伸ばして歩く(姿勢の見直し)!ストレッチ…正しい方法を身につけることで、身体全体の緊張をほぐす(使い方の見直し)!下半身を冷やさない!…
しっかりチェックポイントを見極めたうえで、普段の日常生活にも心掛ける…そうすることで、オスグット病を未然に防ぐことができるのです。